コンピューターの仕組み
コンピューターは電子回路の組み合わせと複雑な計算で動いています。
その電子回路をそれぞれ見ていくと、電気が流れていない「OFF」の状態と、電気が流れている「ON」の2通りの状態しか持ちません。
この2通りの状態をうまく利用することで、パソコンやスマートフォンのような複雑な動きを実現しているのです。
2進数
コンピューターは画像な音声などいろんなデータを扱いますが、回路の内部では「OFF」と「ON」の2つの状態しか持てないため、すべてのデータを「0」と「1」の数字に変換して2進数で扱っています。
2進数とは、0~1のみを使用した数値の表し方です。
普段使用している10進数は0~9の数字を使用して数値を表していて、9までいくと次の数値の桁が上がるのに対し、2進数は1にいくと次の数値の桁が上がる表し方です。
2進数と10進数の表記で数字を1ずつ足していくと、以下のようになります。
| 2進数 | 10進数 |
|---|---|
| 0 | 0 |
| 1 | 1 |
| 10 | 2 |
| 11 | 3 |
| 100 | 4 |
| 101 | 5 |
| 111 | 6 |
| 1000 | 7 |
| 1001 | 8 |
| 1010 | 9 |
| 1011 | 10 |
| 1100 | 11 |
| ⋮ | ⋮ |
2進数での数値の読み方は、例えば「101」であれば「ひゃくいち」ではなく「いちぜろいち」のように読みます。